虚塵の大学ドラフト
巨人が11月の大学・社会人ドラフトで“上原2世”の呼び声高い146キロ右腕・高木啓充投手(22)=大体大=を指名候補として上位にリストアップしていることが11日、明らかになった。ヤクルト、日本ハムも熱視線を送っており、激しい争奪戦が展開されそうだ。
実力と話題性。巨人が弱体化した投手陣再建のため“上原2世”に白羽の矢を立てた。
「今年に入って球威が増して、ボールに伸びも出てきた」と巨人のスカウト陣が語るように、大学・社会人ドラフト(11月18日)を約1カ月後に控え、『高木株』は巨人内部で急上昇してる。
最速146キロの直球に加えてカーブ、スライダー、チェンジアップ、そしてフォークといった多彩な変化球に、抜群の制球力を誇る。振り上げた左足をやや後方にねじり込み、からだ全体を使って投げ込むダイナミックな投球フォームは、まさに上原ばりだ。
実績も申し分ない。昨年秋の阪神大学野球リーグ戦(大産大戦)では平成10年春の上原以来、リーグ史上4人目となる無安打無得点試合をマークし、高木自身「上原さん以来というのは光栄」と先輩を意識したコメントを口にしていた。
巨人は希望枠で東北福祉大・福田の獲得がすでに内定。また、早大・越智と亜大・松田の獲得も目指していたが、松田のソフトバンク入り(希望枠)が濃厚となったことで方針を転換。現時点でヤクルト、日本ハムとの激しい争奪戦が予想されるが、高校(愛媛・宇和島東)時代から密着してきた高木へのアプローチを再強化することになった。高木は「上位指名ならプロ。下位なら社会人(ホンダ鈴鹿)」(大体大関係者)との意思を固めているとされる。
高校生ドラフトで糞投手辻内(大阪桐蔭)獲得に成功した巨人の次の照準は高木。
まあ、虚塵に行った若手は最近は死んでいるから誰が行っても同じだけど(笑)